帰国子女の英検記録 合格した学年や成績を公開

こどもの勉強

アメリカに住んでいたら、子どもたちの英語力はどのくらい伸びるのか。

教育ママというほどではない私ですが、海外にいれども高学年になるにつれて息子のまわりで「受験」という言葉が耳に入るようになり、少し焦りを感じました。
そんな中、アメリカ生活5年目――息子が小学校3年生のときに、初めて英検を受けさせてみることにしました。

アメリカにいた期間年齢によって、英検の難しさは本当に違います。
同じ期間を過ごした息子と娘でも、得意・不得意が全く違い、受験のときの手応えもそれぞれでした。

この体験を通して感じたこと、とくに当時の息子にとっての英検の難易度はどのくらいだったのかについてまとめました。
同じように悩む方の参考になればうれしいです。

息子の生い立ち

3歳8か月からアメリカ暮らし。
家の中は日本語オンリー

■3歳8ヵ月~5歳
週3回朝から夕方までプリスクール。(25人中 日本人3人)
週1回1時間 日本語の習い事


■5歳~
アメリカ現地校に通学
クラスに日本人0人
週1回1時間 日本語の習い事

英検に合格した学年

■ 準2級
  • 合格時期:小学校4年生(現地校3rd)/第1回検定(7月)
  • 補足:一次試験は小3の1月に合格、二次試験を小4で受験/全体として一発合格扱い
■ 2級
  • 合格時期:小学校4年生(現地校4th)/第3回検定(2月)
  • 補足:一発合格
■ 準1級
  • 合格時期:小学校5年生(現地校5th)/第3回検定(2月)
  • 補足:一発合格

英検の成績

一次試験二次試験
準2級1486/1800(英検バンド+7)
Reading:78%
Listening:93%
Writing:63%
458/600(英検バンド+3)
2級1764/1950(英検バンド+10)
Reading:82%
Listening:87%
Writing:75%
543/650(英検バンド+4)
準1級1849/2250(英検バンド+3)
Reading:58%
Listening:66%
Writing:72%
596/750(英検バンド+4)

ライティングは対策すれば安定して点が取れましたが、小学生の息子にとってはいちばんの課題は集中力の維持でもあったと思います。
特に英検は一次試験の後半にリスニングがあり、ここが点数をかせぎたい大事なパートなので、最後まで集中できるかどうかも合否にとって大事でした。

受験級ごとの難易度

ここで紹介する難易度は、あくまで息子が育った環境・経験に基づく感覚です。
同じ期間アメリカに住んでいても、子どもによって得意・不得意はもちろん違いますので、参考として読んでいただければと思います。

英検準2級

「日常会話レベル」より少し下、またはちょうど同じくらいのレベル
英検準2級の英語は、日常生活(買い物・学校・家族・友達・旅行など)に関する話題が中心です。

これは、英語圏の子どもが普段話している内容とかなり重なります。

そのため、3年生の息子にとっては特別難しくない=日常的に使っているレベルのように感じました。

英検2級

「日常会話より少し上」「現地の学校で高学年が使う英語レベル」
英検2級では、日常生活の内容に加えて、「社会」「文化」「環境」「教育」などのやや抽象的な話題も扱います。

  • スマートフォンが社会に与える影響
  • 環境問題やボランティア活動
  • 教育制度や異文化理解

など、自分の意見を理由とともに述べる力が求められます。

このレベルの英語は、息子が実際に現地校の 4th grade(小学校4年生) のライティングやリーディングの授業で扱っている内容とほぼ同じだと感じました。
実際、授業では オピニオンエッセイ(意見論述) や 感想文 をよく書いていたようで、英検2級の文章や課題内容と非常に近い印象です。
親である私が、学校からのお知らせや先生からのメール等で目にするような単語も多くでてきました。
そのため、英検2級は アメリカの小学校高学年や中学生が学校の授業や作文で扱う内容 だと思います。

準1級

英検準1級は「現地の学校で中高生が使うレベル」または「少し難しいアカデミック英語レベル」と考えられます。英検準1級では、より幅広いテーマ(政治・経済・医療・科学・国際問題など)を扱い、
新聞やニュース番組、エッセイなどで使われる高度な語彙・文構造が登場します。

  • 研究や環境政策
  • 国際的な文化交流や経済格差
  • 心理学・教育のトピック

などが出題範囲で、英語圏で育った小学生の子どもでも、普段の生活や会話ではあまり使わない語彙や構文ばかりです。

実際に過去問を見てみると、リーディングの選択肢は、息子も私も見たことのない単語ばかりでした。
また、小学校5年生の息子にとって、ライティングの内容も非常に社会的で難しく、英語を読んだり書いたりする以前に、そのテーマについて知っているか、意見を言えるかどうか が大きな焦点になっていました。

感想

アメリカに住みながら、現地校の勉強、日本語の補習校の勉強、そして英検の勉強を同時に進めるのは本当に大変でした。
対策はだいたい試験の2ヵ月前から始めましたが、小学生にとって集中力が続くのは長くて1ヵ月ほど。実際は“短期決戦”のような取り組み方になりました。

単語については、日本で熟語を少しずつ覚えていくように、アメリカ現地校でも日々の学習を通して少しずつ語彙が増えていくのだと感じました。
本をよく読む子であれば、知っている単語はもっと多くなります。実際、息子と仲が良かった“本が大好きな現地の子”は、クラスのReadingの授業でも、みんなが知らない単語をたくさん知っていると言っていました。

準2級までは、アメリカで生活し日常会話ができる小学生なら十分に受かるレベルだと思います。
しかし、2級以上になると、現地校に通っていても文章力や単語力が必要になるため、少なくとも 3rd grade 以上の学年レベルの読み書き経験がないと難しいと感じました。

実際に私と息子がやった対策も級ごとにまとめていますので、もし参考になればうれしいです。
英検2級に一発合格したときの対策の記事はこちらから


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